Contents
- WISS Augmented-Conference System Challenge
- 〜WISSの発表・聴講・議論・記録をサポートし盛り上げる新たなシステムを募集します〜
- システム要件
- 例
- 【重要】インフラについて
- 注意事項
- 応募方法とその後の流れ
- 問い合わせ
- 参考リンク
- 参考データ
- WISS Challenge
WISS Challenge 2012
WISS Augmented-Conference System Challenge
〜WISSの発表・聴講・議論・記録をサポートし盛り上げる新たなシステムを募集します〜
インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS) では、論文発表の場自体もインタラクティブであることが伝統となっています。 1997年に導入されたチャットシステムやサブ会場へのリモコンカメラでの中継をはじめとして、hiki や電子投票、「へぇボタン」などネットワークを利用したさまざまな試みが行われ、会場の雰囲気は他に類を見ないものとして知られています。しかし、 WISS をより活発で有意義なワークショップとするためには、さらにいろいろなアイデアを採り入れ、もっとさまざまな試みを続けていかなければなりません。
2004年からは「WISS Challenge」として「新たな試み」を公募しており、「Lock-on-Chat」など好評を博すシステムが登場しています。WISS Challenge で登場しその後研究が進められ論文としてまとめられるものもあれば、先に論文発表されたものが WISS Challenge として運用されることもあります。
WISS2012 でもまた「WISS Challenge」を行います。これまでのWISSに参加し、もしくは話を聞いて、何か新しいアイデアが沸いていませんでしょうか? WISSは、論文発表やデモを行うだけでなく、作ったシステムを 最大200人規模のユーザで実際に運用してみることができる公開実験の場でもあります。WISSのあらゆる局面をサポートし盛り上げる新たなシステムを提案・開発・運用して、 WISSの歴史に名を刻んでみませんか?
最終応募締め切り:2012年10月19日(金) ←←←いまからでも随時受け付けているので、検討段階でよいので早めに一度相談してください(担当者にメイルください)。早い方が運営側の準備の方との調整・融通も可能になりますし、こちらの状況をお伝えして内容をよりよくしていただくこともできます。
システム要件
募集するシステムは、
- 学会参加者 (以下、参加者) による発表・質疑の質を向上させるシステム
- 発表に限らず、ブレイクタイムや懇親会など、会期中様々な場所でWISS参加者が行う議論、コミュニケーションを活性化させるシステム
- WISS2012の全容、もしくは一部を写真、音声、動画などさまざまなメディア・モダリティで記録し、 効果的に閲覧できるシステム
などです。ただし、
- 原則、多数の参加者 (数十人〜200人程度) が (同時に) 利用できることが望ましい
- 専用のハードが必要で少人数にしか対応できない場合や、多人数での運用に不安がある場合にも、学会の運営に支障をきたす恐れがないものについては出来る限り運用を認める
ものとします。
例
- Twitter bot
- ustreamやニコニコ生放送を活用したシステム
- 投票システム
- WISS2012の 写真、映像による記録システム
- 懇親会での議論やコミュニケーションを盛り上げるシステム
- 会期中、ホテルでの宿泊と生活を快適にするシステム(部屋の鍵管理、大浴場の混雑緩和、寝不足防止…)
【重要】インフラについて
WISS2012では,会場内で通信可能なLANは整備されますが,外部インターネット接続インフラ,およびローカルチャットインフラについて学会側が準備するのかしないのかが現時点で決定しておりません. ですから,これらのインフラを前提にした企画は応募可能ですが,採用されても実現できないリスクがあります. しかし,どうしてもこれらのインフラを前提にした企画を実現したいという熱意をお持ちの方は,ぜひともその思いをWISS Challenge担当宛にお伝えください.担当委員が責任を持って実行委員会に陳情いたします.
一方で今年も Twitter, Ustream, ニコニコ生放送などとWISSが連動するので,このコミュニケーションインフラを支援するシステムの提案は問題なく実現できます. たとえば,twitter上でのつぶやきに反応して面白い反応を返すtwitter botなどが提案可能です!
注意事項
- ユーザは各自のノートPCを持ち、会場のネットワーク (含・無線LAN) に接続できることを前提にして構いません。ただし、OS等はさまざまですので、できる限りマルチプラットフォーム対応であること、特に Windowsや Mac OSなどの各バージョンから何らかの形で参加可能であることが望まれます。
- 外部へのネットワークの接続インフラは現時点で整備されるかどうか決定しておりません.ご注意ください。
- 必要な機材等は基本的に応募者側で用意していただきます。 プロジェクタ用のスクリーン等は会場で可能な限りは用意いたします。
- 会場周囲 (廊下等) からのネットワークアクセスは現地の状況に依ります。 その他の会場の設備やそれらが設置される場所等も、現地の状況により左右されます。
- 他の参加者の大きな迷惑になりかねないもの、 他のシステムの著しい妨げになりそうなものなどは避けてください。
- 参加者が実際にそのシステムを使ってくれる・役立ててくれるかどうかは、 システムとその運営次第です。
- 特に記録を扱うシステムについては、個人情報および知的財産権の取り扱いにご注意ください。
- WISS参加者には申込時に「WISS会期中に利用するWISS Challenge関連システムの利用記録について、個人が特定されない形での研究利用を許可します。」という項目への同意を求めますので、これを前提にしていただいて構いません。
- 学会側で用意する中継以外の音声・映像の中継はプライバシ管理が極めて難しいので禁止します。
会場についての詳細情報(部屋の広さや電源、ネットワーク環境など)が必要な場合は、後述の問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
応募方法とその後の流れ
- 参加単位は個人でもグループでも構いません。大学や組織を跨るグループも可です。応募後にグループに参加するメンバーが増えても構いません。
- A4一枚の提案書 (目的、使用方法、具体的な構成がある程度は解るもの) と必要と思われる機材・リソースのリストのファイルを、電子メールにてwisschallenge◎googlegroups.com(◎をアットマークに変えてください)あてに提出してください。代表者の氏名、所属、連絡先も忘れずにお知らせください。最終締め切りを2012年10月19日(金) としますが、検討段階でよいので、なるべく早めに一度連絡いただけるとありがたいです。
- 提案を受け、実際に会場で利用できるリソース等を考慮して議論を進めて行きます。
- 締め切り後は、各システムの連携なども相談できるよう、メーリングリストを作成する予定です。
- 開会時に使用方法などの説明のために5〜10分程度のプレゼンテーションを行えるようにする予定です。
問い合わせ
- WISS Challenge 担当: 栗原 一貴 (産業技術総合研究所),西田 健志(神戸大学)
- E-Mail: wisschallenge◎googlegroups.com(◎をアットマークに変えてください)
参考リンク
- "参加者が作る会議支援システム 〜WISS Challenge〜", コンピュータソフトウェア (日本ソフトウェア科学会), 2006, Vol.23, No.4, pp.76-81
- 【レポート】コンピュータの未来を切り開くインタフェース - WISS2004 (2) WISS challenge
- 【レポート】WISS2003開催(1) - 「へぇボタン」が活躍する学会
- 【WISS2001レポート】ネットワーク、そしてオンラインチャット
- Alice
- WISS'97 Online Conference Project
参考データ
- WISS'97: IRC, ComicChat、サブ会場へのリモコンカメラでの中継
- WISS'99: ChatScape
- WISS2000: チャットコンペ (SUCOP, IBNRチャット)
- WISS2002: Alice
- WISS2003: Hiki, 電子投票, へぇボタン
WISS Challenge
- WISS2004: Lock-on-Chat, firefly, 非接触ICカードを用いたポスターセッション向け投票システム, XCASTを用いたストリーミング配信システム
- WISS2005: Lock-on-Chat2, ビデオメッセージ・コミュニケーションシステム, Polyphonet
- WISS2006: 傘連判状チャット、PhotoChat、ウヤムヤエフェクト、Polyphonet + 関係タギング
- WISS2007: プレゼン先生
- WISS2008: プレゼン先生2, ニコポイント
- WISS2009: OnAir Forum, Kairos Chat, CMAC, プレゼン先生3
- WISS2010: 連想検索による類似フレーズ検索サービス, CatchyMemo2: 記憶定着を促すメモ帳, 放送化するプレゼンテーションのための発表者支援
- WISS2011:
- 2つの学会を同時視聴するシステム
- 太田佳敬(明治大),宮下芳明(明治大/JST)
- チャットで盛り上がった箇所がかぶらないように,盛り上がっていない箇所の再生速度を上げる.こうすれば学会発表は二つ同時に見られます!
- ノリ乗り♪
- 吉田有花(明治大),宮下芳明(明治大/JST)
- 棒人間の群衆が「弾幕」となる身体動作版ニコニコ動画.これによってEC2011のナイトセッションとWISS2011のナイトセッションはつながるのか?
- WISS Gazer
- 栗原一貴(産総研),松野祐典(明治大),宮下芳明(明治大/JST)
- WISSを見ている人は,会場内にも遠隔地にもいる.その視線を重ねて見れば,きっとWISSはもっと面白くなる.
- ラウンジテディ
- 五十嵐健夫(東京大)
- 子連れでも安心してくつろげる会場外議論スペースを提案