WISS 2023発表募集
未来を切り拓くような新しいインタラクティブなシステムやソフトウェアに関する研究成果についての発表を募集します.具体的には,以下に示すような人間と計算機との様々なインタラクティブシステムやソフトウェアの構成原理/構成法,ソフトウェア技術などに関する発表を対象とします.
- 対話・情報共有システム
- 実世界活動・人間行動支援システム
- 音楽・動画生成・編集・利用システム
- 高度入出力システム
- ライフログ・住環境システム
- ウェアラブル・ユビキタスシステム・デバイス
- テーブルトップ応用
- 可視化システム
- アニメーション・3DCG生成・利活用システム
- プロジェクションマッピング・高度電飾システム,など
発表は, 登壇発表(査読あり) ,国際学会・国際論文誌採択論文発表(審査あり), デモ・ポスター発表(審査あり) の3つのカテゴリで募集します.優秀な発表については表彰します.
なお,本年は,現段階では現地のみの開催を計画していますが,COVID-19等の感染症の状況等によっては,開催直前になって完全オンライン開催へと移行する可能性があります.参加条件の詳細については現在検討中ですので,後日お知らせします.
WISS2023では,予稿集はウェブのみでの公開となります.LaTeXまたはWORDで書式を提供し,PDFで原稿を公開します.
論文の性格からまとめますと, 登壇発表(査読あり)はArchival,国際学会・国際論文誌採択論文発表およびデモ・ポスター発表はNon-archivalであり,プログラム上で明確に区別されます .
その他の募集
- 会議をサポートするシステムの提案(WISS Challenge)を募集します.
- 「興味があるけどこういった会議支援システムは可能か?」等の質問や相談がある場合には,まずはお気軽に下記の問い合わせ先にご質問・ご相談をください.
WISS2023 Challenge担当 門本 淳一郎:2023challenge at wiss.org
- 予稿集の表紙およびワークショップロゴのデザインを公募します.
登壇発表
概要
- 6ページ以内の論文(日本語あるいは英語)をPDFで提出してください.
- 投稿原稿には著者名や所属を明記してください(シングルブラインド査読).著者らの関連論文を Reference から削除する必要はありません.
- 論文テンプレートは既定のものを利用してください.
- 査読方針および査読フォーム(以下)を参照してください:
- 査読方針
- 査読フォーム
- なお,WISS2021から,参考文献,未来ビジョン,謝辞の3点をぺージ数に含めない,としました.これまでページ数を圧迫するからと未来ビジョンを書いていなかった方は是非未来ビジョンも含めた投稿としてください.
- すでに一部が国際学会・国際論文誌に採択された結果であっても,投稿内容におよそ3割の差分がある場合には,登壇発表に投稿することができます.
提出物について
- 投稿の際,参考資料としてデモビデオ(動画ファイル)の提出を推奨します.できるだけ多くの査読者のコンピュータ環境で見られるように,mp4などのなるべく標準的なファイルフォーマットで,100 MB以下のファイルサイズで提出をお願いします.採録時にデモビデオの公開を「希望する」場合は,投稿時に意思表示してください.
- 採録論文についてはカメラレディの提出をお願いします .投稿時と同一フォーマットです.査読コメントを参照の上,論文をブラッシュアップしてください.
- カメラレディの提出と同時に,Webに掲載するアブストラクトと代表画像もお送りください.アブストラクトの公開は採択通知後できるだけ速やかに行います(詳しくは,ページ下部のスケジュールをご確認ください).
- WISS2023では 論文のタイトル・アブストラクトのウェブ公開を11月に,また論文本体のウェブ公開を開催1週間前 に行います.公開日と発表日が異なるのでお気をつけください.
未来ビジョンについて
論文本体とは別に,「この研究はどういう未来を切り拓くのか」について,著者の視点からアピールしたい点があれば,「未来ビジョン」という節を設けて自由に議論してください.査読にあたっては,基本的に論文本体のみを対象とし,未来ビジョン部分は査読の対象外とします.本文のページ数制限には影響しませんので,自由に論じて頂いて構いません.
「評価論文」「コンセプト論文」「サーベイ論文」の扱いについて
WISSでは伝統的に,「アイディアの斬新さ」及び「デモや実装による有効性のアピール」を重視します.一方で,多くの論文誌や国際会議で重視される「評価(User StudyやEvaluation)」については,記述が無い場合でも減点対象とはしません.適切に行われた「評価」は加点対象ですが,既存のシステムや現象に対して「評価」のみを行った論文(いわゆる「評価論文」)のスコアは低くなる場合があります(デモや実装を伴わない論文(いわゆる「コンセプト論文」)も同様です).投稿される際には御注意ください.なお,特定の研究分野の動向を俯瞰した「サーベイ論文」については,WISSの趣旨(=新しいアイディアの実装)とはズレる為,本会議での採録は難しいと思われますが,参加者にとって特に有益な内容であると判断された場合,「特別講演」などとして発表の機会が与えられる場合があります.
「議論を呼ぶ論文」枠について
投稿された論文の中には,アイディアや著者の考え方について賛否が分かれるものがあります.「ワークショップ」であるWISSでは,このような論文を「議論枠」とし,相対的にスコアが低くても採録とする場合があります.「議論枠」として採録された論文には,通常よりも長い討論時間を割り当てる方向でプログラム編成を検討します.「議論枠」での採録は,採録時に著者に通知するとともに,プログラム等にも明記します.
ロングティザー採択について
WISS2018~WISS2019,WISS2021~WISS2022では,残念ながら正式な登壇発表として採択できなかった投稿のうち,「大変面白い研究なのでぜひWISSで共有したいが,論文としては大きく改善された形で次回以降の機会に出版されてほしい」という伸びしろのある研究に対して,「ロングティザー」という枠での採択を実施しました.ロングティザーでは原稿を2ページに縮めて再提出して頂いた上で,5分間の登壇およびデモ発表をお願いしました.WISS2023でも投稿論文数や採択レベルに応じてロングティザー採択を実施する可能性があります.
デモ発表の勧め
- インタラクティブシステムのワークショップであるWISSでは,採択された登壇発表に対してデモセッションでの発表を推奨しています.採択時にデモ発表の意思を問い合わせますので,前向きにご検討ください.
- 「不採択」となった登壇発表論文の内容についてデモ発表を希望される場合には,指定期日までに2ページ以内のデモ用論文を改めて提出してください.
推薦論文について
採択された論文の中から,雑誌論文としてふさわしいと判断されるものを,ソフトウェア科学会会誌「コンピュータソフトウェア」へ推薦論文として推薦します.投稿時期・出版時期については現在検討中です.
国際学会・国際論文誌採択論文発表
WISS2023では新たな試みとして「国際学会・国際論文誌採択論文発表」を設けることにしました. 本発表カテゴリでは,難関の国際会議・国際論文誌に採択された論文の著者に,研究成果(および採択に向けた工夫や経緯など)について発表していただきます.WISS2022まで,国際学会・国際ジャーナル論文誌等で発表済みの内容でも参加者にとって有益であると思われる場合には登壇発表として採択してきましたが,WISS2023から未発表論文(これまでと同じく登壇発表として投稿してください)の発表機会を更に増やしつつ,難関の国際会議・国際論文誌に採択された論文の発表機会とノウハウを広めることを狙って本カテゴリを設けることにしました.なお,参加費・宿泊費の免除はなされないことを予めご了承ください.
対象となる論文
CHI/UISTをはじめとするHCI分野の国際会議予稿集および国際論文誌に,1年以内(具体的には2022年12月またはそれ以降)に掲載されたフルペーパー(掲載決定済みを含む)のうち,WISSの対象分野である「インタラクティブシステムとソフトウェア」に関連し,参加者にとって有益であると思われるものを優先的に採択します.ただし,対象論文は原則として,WISSでの発表予定者(国内関係機関所属の方)が第一著者もしくは発表者として投稿した論文に限ります.
- 発表には通常の登壇発表と同等またはそれ以上のクオリティが期待されます.
- 申込み件数,h5-index,COREランキング,採択率等を考慮して,プログラム委員会にて審査の上,採択(登壇発表),採択(デモ・ポスター発表),不採択を決定します.参加者にとって特に有益であると思われる申し込みのうち若干数(3-5件を想定)を採択(登壇発表)します.
- 採択(登壇発表)発表の発表時間は10分程度を予定していますが,件数によっては10分未満になることもあります.
申し込みについて
投稿システムより著者,論文タイトル,国際学会・国際論文誌の名称・略称,既発表論文PDFファイル,概要(日本語,発表予定の内容を200-400字程度で),代表画像を入力してください.
概要について
採択発表については,発表概要として2ページの日本語論文(参考文献,未来ビジョン,謝辞の3点をぺージ数に含めない)をPDFで提出してください.論文タイトルも日本語での表記をお願いします(なお、原題とは異なる日本語訳が含まれるタイトルに変更することは可とします).論文はウェブ予稿集に招待論文として掲載されます.論文テンプレートは既定のものを利用してください.
デモンストレーション・ポスター発表
- 割り当てられたスペースでデモまたはポスターによる発表をしていただきます.
- 2ページ以内の論文(日本語あるいは英語)をPDFで提出してください.
- 論文テンプレートは既定のものを利用してください.
- 特別な場合を除き,投稿された原稿がそのままWEBに掲載されますので,誤字脱字や不明瞭な表現が無いよう,十分にチェックの上投稿ください(共著者によるチェックも投稿前に受けてください).
- なお,WISS2021からはこれまでと異なり,参考文献,未来ビジョン,謝辞の3点をページ数に含めない,としました.これまでページ数を圧迫するからと未来ビジョンを書いていたなかった方は是非未来ビジョンも含めた投稿としてください.
- 当日展示用のポスターは提出していただく必要はありません.また形式も任意です.
- デモ・ポスター発表は,原則査読はありませんが,枠が限られているため,応募件数によっては早期に締め切る可能性があります.また,学会発表である以上,単に思いつきだけでなく,議論に値するだけの材料・根拠をそろえた上で投稿してください.プログラム委員会が審査し,内容が不適切だと判断した場合は,不採択となる可能性があります.既発表論文についての扱いは論文の査読方針に準じます.
- 論文本体とは別に,「この研究はどういう未来を切り拓くのか」について,著者の視点からアピールしたい点があれば,「未来ビジョン」とした節を設けて自由に議論してください.
- 展示に関する制約の詳細(利用いただける面積,ポスターの横幅制限,電力等)は後日調整となります.詳細はデモ・ポスターチェアにお問い合わせください.
論文なしデモ・ポスター発表
- 発表枠に余裕がある場合,「論文のWEB掲載を行わない」デモ・ポスター発表も受け付けます.出来立てのホットなデモはもちろんですが,研究を始めたばかりで実装が十分でない場合でも,研究計画について十分に説明できるようであれば,ポスターとして発表することによって来場者から有用なアドバイスを受けることができるでしょう.発表者が学生の場合には,発表者割引の適用対象となります.発表枠が一杯になった場合には申込期限前に募集を打ち切る可能性があります.また,「論文WEB掲載あり」の発表を優先してレイアウトを割り当ててから残った空きスペースを割り当てますので,デモに最適な環境が十分に確保できない可能性がありますのでご了承ください.
- 発表を希望する場合には,発表の題目・著者名・概要・展示内容の簡単な説明(デモかポスターか.デモなら机の上で済むか,もっと大がかりか)をつけて投稿システムから申し込んでください.その後,担当者から発表者専用登録サイトのURLを通知するので,参加登録を行ってください.
スケジュール
日程 |
内容 |
2023年 6月29日(木) |
論文募集ページ(当ページ)公開 |
2023年 7月 6日(木) |
投稿サイトオープン |
2023年 9月 7日(木) |
登壇発表論文投稿〆切( 9/8 00:00 (JST) に投稿サイト閉鎖) |
2023年 9月 7日(木) |
国際学会・国際論文誌採択論文発表投稿〆切( 9/8 00:00 (JST) に投稿サイト閉鎖) |
2023年10月18日(水) |
登壇発表採択結果通知(採録コメント含む) |
2023年10月18日(水) |
国際学会・国際論文誌採択論文発表採択結果通知 |
2023年10月18日(水) |
表紙デザイン投稿〆切(10/19 00:00 (JST) に投稿サイト閉鎖) |
2023年10月31日(火) |
登壇発表カメラレディ提出〆切 |
2023年10月31日(火) |
国際学会・国際論文誌採択論文発表概要提出〆切 |
2023年10月31日(火) |
デモ・ポスター発表(論文のWEB掲載あり)受付再開(10/31 09:00 (JST)~) |
2023年10月31日(火) |
デモ・ポスター発表(論文のWEB掲載あり)投稿〆切(11/1 00:00 (JST) に投稿サイト閉鎖) |
2023年11月 1日(水) |
プログラム公開(※「アブストラクト公開延期」を事前指定されたもの以外は、アブストラクトと採録コメントも公開されます) |
2023年11月12日(日) |
デモ・ポスター発表(論文のWEB掲載なし)申込〆切(先着順) |
2023年11月22日(水) |
採録論文(採録コメント及び査読コメント含む)公開(※ 会議1週間前の公開となります) |
注意
投稿にあたって
- 反社会的な内容や研究手法が含まれている場合は不採録となります.
- 著作権などの他者の権利を侵害しないよう注意してください.
- 研究機関内外の情報委員会や倫理委員会などにおける承認手続きが必要となる調査・研究・実験などの場合は,手続きの状況を具体的に記述してください.
- WISS2020までは,本文とリファレンスを含めて規定ページ枚以内におさめることを求めていましたが,WISS2021からはこれまでと異なり,参考文献,未来ビジョン,謝辞の3点をページ数に含めない,としました.これまでページ数を圧迫するからと未来ビジョンを書いていなかった方は是非未来ビジョンも含めた投稿としてください.
発表にあたって
- 採択された登壇発表論文は論文集に掲載されます.会場内LANでも配布される他,ワークショップ開始時には,論文本体と「採録判定時のコメント」に加え,全ての査読コメントもインターネット上で一般公開されます.
- 「論文のWEB掲載有り」のデモ・ポスター発表論文は,会場内LANで配布される他,ワークショップ開始時には,インターネット上で一般公開されます.
- 論文の著作権は著者に帰属します.
- 原則として,すべての登壇発表の外部への動画中継を予定しています.動画中継を行っても「特許法第30条 発明の新規性喪失の例外規定」は適用されますので,発表予定の内容に特許が関わっていても,発表後(動画中継後)に特許出願は可能です.知財は先願性ですので早めに出願されることを推奨しますが,動画中継が公知日に影響を与えるわけではありませんので,その点はご承知ください.参考:特許庁「発明の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための手続について」
参加にあたって
- WISSは合宿形式のワークショップで,2泊3日の宿泊参加をしていただくことが前提となります.部分参加でも宿泊費等の減額は原則ありませんのでご注意ください.
論文テンプレート
ダウンロード時のブラウザはGoogle Chromeを推奨しています.(他ブラウザの場合文字化け等の不具合が生じる可能性があります.)
登壇発表用論文テンプレート
国際学会・国際論文誌採択論文発表用論文テンプレート
デモ・ポスター用論文テンプレート
論文テンプレートに関する注意
- 原稿フォーマットは下記の論文テンプレート(LaTeX2eのスタイルファイル,またはWordファイル)をご利用ください.PDFのファイルサイズは20 MB以下とします.
- 原稿フォーマットが著しく異なる場合は不採択となる場合があります.
- 注意:一部のWordにおいて項番号が画像で出力されることがあります.その場合は,テンプレート2.2.2項及び表1を参考に,項番号部分にスタイルの再指定(1.1.1 段落番号3を指定)を行ってください.それでも改善しない場合はお手数ですが,手打ちで項番号を付与してください.
投稿受付システム
https://confman.wiss.org/
問い合わせ
原稿作成(論文テンプレート)に関する問い合わせ先
WISS2023 出版担当 池松 香/加藤 邦拓/石井 綾郁/越後 宏紀 2023pub at wiss.org
原稿アップロードサイト,原稿提出締切,デモ・ポスター展示の方法等に関する問い合わせ先
2023 at wiss.org