WISS 2020論文募集
未来を切り拓くような新しいインタラクティブなシステム,ソフトウェアに関する研究成果についての発表を募集します.具体的には,以下に示すような人間と計算機との様々なインタラクティブシステム,ソフトウェアの構成原理/構成法,ソフトウェア技術などに関する論文を対象とします.
- 対話・情報共有システム
- 実世界活動・人間行動支援システム
- 音楽・動画生成・編集・利用システム
- 高度入出 力システム
- ライフログ・住環境システム
- ウェアラブル・ユビキタスシステム・デバイス
- テーブルトップ応用
- 可視化システム
- アニメーション・3DCG生成・利活用システム
- プロジェクションマッピング・高度電飾システム,など
論文は,登壇発表(査読あり) と,査読なし発表(これまでデモ・ポスターとしてきたもの) の2つのカテゴリで募集します.登壇発表に関しては,これまでのWISSで行ってきたとおりきっちりと査読を行い,著者へのフィードバックが期待できるカテゴリです.シングルトラックでの発表であり,例年と同程度の発表時間(質疑込み15分から20分)が確保されます.一方で,遠隔開催のためデモ・ポスターセッションを通常開催するのはあきらめ,その代わりに査読なし発表を募集します.査読無し発表は, 0ページから6ページまでの好きな長さ で原稿を書くことが可能であり,基本先着順でスロットを確保します.また,こちらのカテゴリもシングルトラックで開催する予定ですが,そのため発表時間はとても短くなる可能性があります.
WISS2020では,予稿集はウェブのみでの公開となります.LaTeXおよびWordで書式を提供し,PDFで原稿を公開します.
論文の性格からまとめますと, 登壇発表(査読あり)はArchival,査読無し発表はNon-archivalであり,プログラム上では明確に区別されます .
その他の募集
- 会議をサポートするシステムの提案(WISS Challenge)を募集します.
- 今年はオンライン開催ですので,現地開催を前提としたシステムは受付けられませんのでご注意ください.オンライン開催において新たなワークショップ体験を得られる提案をぜひいただきたいですが,これまで同様にさまざまなタイプの会議支援を歓迎します.
- 予稿集の表紙およびワークショップロゴのデザインを公募します.
登壇発表
概要
- 6ページ以内の論文(日本語あるいは英語)をPDFで提出してください.
- 投稿原稿には著者名や所属を明記ください(シングルブラインド査読).著者らの関連論文を Reference から削除する必要はありません.
- 登壇発表用の論文テンプレートを利用してください.
- 査読方針および査読フォームも以下を参照してください:
- WISS2020 では査読方針に関して昨年までとは異なる部分がありますので,論文の執筆の際には査読方針をよくお読み頂きますようお願い致します.
提出物について
- 論文投稿の際,参考資料としてデモビデオ(動画ファイル)の提出を推奨します.できるだけ多くの査読者のコンピュータ環境で見られるように,なるべく標準的なファイルフォーマットで,100 MB以下のファイルサイズで提出をお願いします.採録時にデモビデオの公開を「希望する」場合は,投稿時に意思表示してください.
- 採録論文についてはカメラレディの提出をお願いします .投稿時と同一フォーマットです.査読コメントを参照の上,論文をブラッシュアップしてください.
- カメラレディの提出と同時に,Webに掲載するアブストラクトと代表画像もお送りください.アブストラクトの公開は採択通知後できるだけ速やかに行います(詳しくは,ページ下部のスケジュールをご確認ください).
- WISS2020では 論文のタイトル・アブストラクトのウェブ公開を12月上旬に,また論文本体のウェブ公開を開催1週間前の12月9日 に行います.公開日と発表日が異なりますのでお気をつけください.
未来ビジョンについて
論文本体とは別に,「この研究はどういう未来を切り拓くのか」について,著者の視点からアピールしたい点があれば,「未来ビジョン」とした節を設けて自由に議論してください.査読にあたっては,基本的に論文本体のみを対象とし,未来ビジョン部分は査読の対象外とします.自由に論じて頂いて構いませんが,本文のページ数を圧迫しないようにご注意ください.
「評価論文」「コンセプト論文」「サーベイ論文」の扱いについて
WISSでは伝統的に,「アイディアの斬新さ」及び「デモや実装による有効性のアピール」を重視します.一方で,多くの論文誌や国際会議で重視される「評価(User Study や Evaluation)」については,記述が無い場合でも減点対象とはしません.適切に行われた「評価」は加点対象ですが,既存のシステムや現象に対して「評価」のみを行った論文(いわゆる「評価論文」)のスコアは低くなる場合があります(デモや実装を伴わない論文(いわゆる「コンセプト論文」)も同様です).投稿される際には御注意ください.なお,特定の研究分野の動向を俯瞰した「サーベイ論文」については,WISSの趣旨(=新しいアイディアの実装)とはズレる為,本会議での採録は難しいと思われますが,参加者にとって特に有益な内容であると判断された場合,「特別講演」などとして発表の機会が与えられる場合があります.
「議論を呼ぶ論文」枠について
投稿された論文の中には,アイディアや著者の考え方について賛否が分かれるものがあります.「ワークショップ」であるWISSでは,このような論文を「議論枠」とし,相対的にスコアが低くても採録とする場合があります.「議論枠」として採録された論文には,通常よりも長い討論時間が割り当てる方向でプログラム編成を検討します.「議論枠」での採録は,採録時に著者に通知するとともに,プログラム等にも明記します.
推薦論文について
採択された論文の中から,雑誌論文としてふさわしいと判断されるものを,ソフトウェア科学会会誌「コンピュータソフトウェア」へ推薦論文として推薦します.投稿時期・出版時期については現在検討中です.
査読なし発表
- 6ページ以内の論文(日本語あるいは英語)をPDFで提出してください.ただし,原稿無しの発表も認めます(0ページ).その際は,システムへタイトルと著者情報のみ入力してください.
- 査読なし発表用の論文テンプレートを利用してください.
- 特別な場合を除き,投稿された原稿がそのままWEBに掲載されますので,誤字脱字や不明瞭な表現が無いよう十分にチェックの上投稿ください(共著者によるチェックも投稿前に受けてください).
- 査読なし発表は原則査読はありませんが,枠が限られているため,応募件数によっては早期に締切る可能性があります.
- 1ページ以上の論文はウェブ上に掲載されますが,その原稿はNon-archivalなものとして査読あり登壇発表とは明確に区別します.
- しっかり原稿を読んで欲しい場合は長めに,できたてのホットな内容で議論したい場合や,国際会議の投稿関係で同内容の原稿を存在させたくない場合などは短く書いていただければと思います.論文の長短で受付けの可否を決めることはありません.
- SlackやScrapboxの活用を含め,なんらかの形で発表に対するフィードバックを得られるように工夫しますので,研究に対するフィードバックが欲しい学生や若手研究者の皆さんは是非ご投稿ください.
スケジュール
日程 |
内容 |
2020年09月04日(金) |
論文募集ページ(当ページ)公開 |
2020年09月15日(火) |
投稿サイトオープン |
2020年09月30日(水) |
査読あり登壇発表論文投稿〆切(10/1 00:00 (JST) に投稿サイト閉鎖)※査読なし発表については引き続き受付. |
2020年10月25日(日) |
表紙デザイン投稿〆切(10/26 00:00 (JST) に投稿サイト閉鎖) |
2020年11月04日(水) |
登壇発表採択結果通知(採録コメント含む) |
2020年11月18日(水) |
査読なし発表(原稿あり・論文のWEB掲載あり)投稿受付〆切(11/19 00:00 (JST) に投稿サイト閉鎖 ※査読なし発表(原稿なし)については引き続き先着順にて受付. |
2020年12月上旬 |
プログラム公開(※「アブストラクト公開延期」を事前指定されたもの以外は、アブストラクトと採録コメントも公開されます) |
2020年12月09日(水) |
採録論文(採録コメント及び査読コメント含む)公開 (※ 会議1週間前の公開となります) |
注意
投稿にあたって
- 反社会的な内容や研究手法が含まれている場合は不採録となります.
- 著作権などの他者の権利を侵害しないよう注意してください.
- 研究機関内外の情報委員会や倫理委員会などにおける承認手続きが必要となる調査・研究・実験などの場合は,手続きの状況を具体的に記述してください.
- 本文とリファレンスを含め,規定ページ枚以内におさめてください.
論文テンプレート
ダウンロード時のブラウザはGoogle Chromeを推奨しています.(他ブラウザの場合文字化け等の不具合が生じる可能性があります.)
論文テンプレートに関する注意
- 原稿フォーマットは下記の論文テンプレート(LaTeX2eのスタイルファイル,またはWordファイル)をご利用ください.PDFのファイルサイズは20Mバイト以下とします.
- 原稿フォーマットが著しく異なる場合は不採択となる場合があります.
- 注意:一部のWordにおいて項番号が画像で出力されることがあります.その場合は,テンプレート2.2.2項及び表1を参考に,項番号部分にスタイルの再指定(1.1.1 段落番号3を指定)を行ってください.それでも改善しない場合はお手数ですが,手打ちで項番号を付与してください.
投稿受付システム
https://confman.wiss.org/
問い合わせ
原稿作成(論文テンプレート)に関する問い合わせ先
WISS2020 出版担当 池松 香/加藤 邦拓 2020pub at wiss.org
原稿アップロードサイト,原稿提出締切,デモ・ポスター展示の方法等に関する問い合わせ先
2020 at wiss.org