Contents
- WISS Augmented-Conference System Challenge
- 〜WISSの発表・聴講をサポートし盛り上げる新たなシステムを募集します〜
- システム要件
- 例
- チャットシステム要求仕様
- 注意事項
- 応募方法とその後の流れ
- 問い合わせ
- 参考リンク
- 参考データ
- WISS Challenge
WISS Challenge 2008
WISS Augmented-Conference System Challenge
〜WISSの発表・聴講をサポートし盛り上げる新たなシステムを募集します〜
インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS) では、論文発表の場自体もインタラクティブであることが伝統となっています。 1997年に導入されたチャットシステムやサブ会場へのリモコンカメラでの中継をはじめとして、hiki や電子投票、「へぇボタン」などネットワークを利用したさまざまな試みが行われ、会場の雰囲気は他に類を見ないものとして知られています。しかし、WISS をより活発で有意義なワークショップとするためには、さらにいろいろなアイデアを採り入れ、もっとさまざまな試みを続けていかなければなりません。
2004年からは「WISS Challenge」として「新たな試み」を公募しており、「Lock-on-Chat」など好評を博すシステムが登場しています。WISS Challenge で登場しその後研究が進められ論文としてまとめられるものもあれば、先に論文発表されたものが WISS Challenge として運用されることもあります。
WISS2008 でもまた「WISS Challenge」を行います。これまでのWISSに参加し、もしくは話を聞いて、何か新しいアイデアが沸いていませんでしょうか? WISSは、論文発表やデモを行うだけでなく、作ったシステムを 100人規模のユーザで実際に運用してみることができる場でもあります。是非とも、学会の発表や聴講をサポートし盛り上げる新たなシステムを提案・開発・運用して、 WISS の歴史に名を刻んでください。
システム要件
募集するシステムは、
- ネットワークを利用し、学会参加者 (以下、参加者) が発表を行い、また、聴く、見る際に、あるいはその後に活用できるシステム
- 特に、発表者と聴衆、聴衆どうしのコミュニケーションを活発化させるようなシステム
であり、
- 多数の参加者 (数十人〜150人程度) が (同時に) 利用できる
ものとします。
例
- チャットシステム
- チャットに代わるシステム
- 投票システム
- 参考資料自動収集システム
- プレゼンテーションや質疑応答、会場の雰囲気をストリーミングするシステム
今回は特に、チャットシステムは要求仕様付きで募集いたします。 ただし、要求仕様を満たさないチャットシステムでも、 試す価値があると判断すれば採用するかもしれません。
- ユーザは各自のノートPCを持ち、会場のネットワーク (含・無線LAN) に接続できることを前提にして構いません。ただし、OS等はさまざまですので、 できる限りマルチプラットフォーム対応であること、特に Windows (2000/XP/Vista) や Mac OS (9/X) などの各バージョンから何らかの形で参加可能であることが望まれます。
- ブラウザを利用するウェブアプリケーションの形をとっても構いませんが、 プラグインなどが必要な場合は上述の各環境などで広く利用可能なバージョンかどうかを確認してください。
- 外部のネットワークへの接続も利用できますが、あまり広い帯域は保証できません。
- 基本的に、WISSの開会から閉会まで、通常セッション中は運用し続けられるようにしてください。
- 上記以外でも学会の発表・聴講に際して活用できるシステムの提案であれば受け付けます。
チャットシステム要求仕様
チャットは WISS ではもはや必須のものです。チャット上の議論に加わりたい参加者ができるかぎり加われるよう、また、発表者にもチャットの様子がなるべく伝わるよう、通常のシステム要件に加えて以下のような要求仕様を設定します。
- マルチプラットフォーム対応をより強く求めます。
- IRC (Internet Relay Chat) と相互乗り入れ可能なこと、 すなわちシステムが直接対応していないプラットフォームからでも、 基本的な IRCクライアントさえあれば最低限チャット上の議論に参加できるようになっていること。 ただし、充分な種類のプラットフォームに直接あるいはウェブブラウザなどを介して対応している場合はこの限りではない。
- IRCプロトコル以外を併用することは構わない。 (サーバが IRCサーバのみでよい場合は、IRCサーバ機はプログラム委員会で用意します)
- 会場前方サブスクリーンに表示したとき、登壇発表者からもある程度読めるような設定が可能なこと。 (この部分が別アプリケーションでもよい。この部分のみのシステムでも可)
注意事項
- 必要な機材等は基本的に応募者側で用意していただきます。 プロジェクタ用のスクリーン等は会場で可能な限りは用意いたします。
- 会場周囲 (廊下等) からのネットワークアクセスは現地の状況に依ります。 その他の会場の設備やそれらが設置される場所等も、現地の状況により左右されます。
- 他の参加者の大きな迷惑になりかねないもの、 他のシステムの著しい妨げになりそうなものなどは避けてください。
- 参加者が実際にそのシステムを使ってくれる・役立ててくれるかどうかは、 システムとその運営次第です。
応募方法とその後の流れ
- 参加単位は個人でもグループでも構いません。大学や組織を跨るグループも可です。応募後にグループに参加するメンバーが増えても構いません。
- A4一枚の提案書 (目的、使用方法、具体的な構成がある程度は解るもの) と必要と思われる機材・リソースのリストのファイルを、後述のアドレスへ 2008年8月31日(日) までに電子メールにて提出してください。代表者の氏名、所属、連絡先も忘れずにお知らせください。
- 提案の内容に加え、実際に会場で利用できるリソース等を考慮して審査を行い、採否を決定します。
- 採用された提案 (通知は10月第1週の予定) はもちろん WISS2008 で実際に設置し運用して頂きます。運用期間は開会から閉会まで、基本的に通常セッション中は稼動しているものとします。設置は、初日の午前中もしくは前日から開会までの間に行います。
- 採否決定後は、各システムの連携なども相談できるよう、メーリングリストを作成する予定です。
- 全体の運用方法は提案の状況などに応じて決定する予定です。
- 開会時に使用方法などの説明のために5〜10分程度のプレゼンテーションを行えるようにする予定です。
問い合わせ
- WISS2008 プログラム委員会
- WISS Challenge 担当: 綾塚 祐二 (ソニーコンピュータサイエンス研究所)
- E-Mail: wiss-challenge2008 (at) il.csl.sony.co.jp
参考リンク
- "参加者が作る会議支援システム 〜WISS Challenge〜", コンピュータソフトウェア (日本ソフトウェア科学会), 2006, Vol.23, No.4, pp.76-81
- 【レポート】コンピュータの未来を切り開くインタフェース - WISS2004 (2) WISS challenge
- 【レポート】WISS2003開催(1) - 「へぇボタン」が活躍する学会
- 【WISS2001レポート】ネットワーク、そしてオンラインチャット
- Alice
- WISS'97 Online Conference Project
参考データ
- WISS'97: IRC, ComicChat、サブ会場へのリモコンカメラでの中継
- WISS'99: ChatScape
- WISS2000: チャットコンペ (SUCOP, IBNRチャット)
- WISS2002: Alice
- WISS2003: Hiki, 電子投票, へぇボタン
WISS Challenge
- WISS2004: Lock-on-Chat, firefly, 非接触ICカードを用いたポスターセッション向け投票システム, XCASTを用いたストリーミング配信システム
- WISS2005: Lock-on-Chat2, ビデオメッセージ・コミュニケーションシステム, Polyphonet
- WISS2006: 傘連判状チャット、PhotoChat、ウヤムヤエフェクト、Polyphonet + 関係タギング
- WISS2007: プレゼン先生
- WISS2008: ?