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review comment 1
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■ 総合点
2
■ 確信度
2
■ 査読コメント
この論文では、単一電極を用いたシンプルな構造のタッチセンサによる、
上下・左右のスワイプ、タップ操作の判定手法について述べられています。
○評点の根拠:
この論文では新しい電極パターンが提案されており、
既存の研究と比較して検出可能なジェスチャの種類が増えている点が評価できます。
ただ、センサのサイズが大きくなってしまったことで、いくつかのマイナスの要素を生み出してしまっていると感じます。例えば、一見タッチセンサに見えずに、複数個のボタンに見えてしまうこともあるかもしれません。特に初めてのユーザにとっては、どこをどうタッチしたら良いか、どの方向にタッチしたらいいのかわからないのではないでしょうか。面積がありますので、指でタッチするというよりは、手の平でタッチするセンサのように思われるかもしれません(タップ操作では問題なさそうですが)。
これらの問題は、表面の形状や表示(プリント・テクスチャ)を工夫することである程度解決可能なのかもしれません。
○論文改善のためのコメント、疑問:
上記課題について、考察などに議論があると良いかと思われます。
また、電極と電極の間の何もない部分をなぞったらどうなるのでしょうか。
■ レビューサマリー
査読者間およびPC委員会で議論の結果採択ということになりました。
Reviewer1が指摘するセンササイズや有用性につきましては、
この技術の有用性・将来性を議論するうえで重要だと思われます。
カメラレディまでに可能な限り追加の考察等を行い、
当日の議論にも活かしてください。
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review comment 2
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■ 総合点
4
■ 確信度
1
■ 査読コメント
概要:本論文は、単一電極でタップ・左右上下スワイプを検出できるセンサの実現方法を提案している。電極並びに非電導部の形状などを工夫し高精度の判別を可能としている。
新規性:査読者は専門家でないため判断が難しいが、著者は単一電極で同等の機能を実現した点において従来研究と異なると主張している。
有用性:いくつかの適用例を示しており、安価なジェスチャーセンサとして有用性はあると思われる。
正確性:実装及び実験は適切に行われているようである。
記述の質:本文は、わかりやすく記述されており、構成も適切である。
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review comment 3
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■ 総合点
3
■ 確信度
1
■ 査読コメント
単一電極を用いた複数ジェスチャの判別手法その実装を行っている。
単一電極を利用したジェスチャ手法は既に提案されているが、
本提案では、4方向巣ワイプとタップの判定を可能としている。
電極を小型化すると判別精度が低下するという問題を解決するために、電極表面に指のまたがりを防止する盛り上がり形状を付与する手法は興味深い。
また電極を3Dプリントできるため、端末の騎乗に沿ったサンセ搭載搭載のケース製作が可能という点で、様々な応用ができ、本提案手法は有用であると考えられる。