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review comment 1
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■ 総合点
5
■ 確信度
2
■ 査読コメント
本論文では同曲異唱のCGMコンテンツのリレー再生といった、新しい音楽視聴手法を提案している。
また、すでにWEBにて公開している本システムを通じ、多数の音楽の中から、新たな音楽に会うセレンディピティを体験することが可能であり、提案システム全体の実現可能性、新規性、有用性は高く評価できる。
しかし、同曲異唱コンテンツの収集の精度や、時刻合わせがどの程度の精度で実現できているかの記述がなく、システムの要素技術に関する有用性がわかりかねます。また、時刻合わせズレが生じた場合に、どの程度リレー再生の障害となりえるのかといった、利用者の主観的な評価についての議論が不十分であり、追記を期待します。
今後の課題となりますが、評価実験を行うことで、実際の利用者がどのように好みの音楽を発見していくのか、リレー再生がどのような体験をもたらすかについての議論を期待します。
■ レビューサマリー
すでにサービスとして提供しているという点で、提案システム全体の実現可能性、新規性、有用性は高く評価できます。コンテンツ収集の精度や時刻あわせの精度に関する考察は、多くの読者に有益な知見となりますので、評価の上追記お願いいたします。
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review comment 2
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■ 総合点
4
■ 確信度
2
■ 査読コメント
提案手法を実装したものをすでにサービスとして提供しているという点で(ユーザの使用感や,実装技術そのものの評価についてはほぼ欠かれていませんが)完成度は高い研究であると評価しましたので,採録にふさわしいという評価をさせていただきました.
ですが,問題があると大きく感じた点をあげますと,1つとして,「リレー再生」と「連続再生」の違いが明記されておらず,論文を読み進めるまでよくわかりませんでした.特に「リレー再生」が具体的にどういう再生方法を指すのかがはっきりしなければ,3章の実装の3.2節の時刻合わせの必要性が全く理解できないように思いましたので,論文の前半部分で「リレー再生」の再生方法を定義したほうが,後の記述が理解しやすいと思いますので修正についてご検討いただけたらと思います.
また,上にも記載いたしましたが,3章,4章の実装いずれについても基本的な性能評価がない点が気になりました.特に3章の実装内容については,100%正しく同一コンテンツの収集や時刻合わせが行えているとは思えませんので,提案技術でどの程度うまくいっているのかを示すためにも基本的な性能評価についても触れていただいたほうがよいと思いました.
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review comment 3
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■ 総合点
4
■ 確信度
2
■ 査読コメント
ボーカルによる同一の楽曲の演奏を,1回の再生中に次々に異なるボーカルによる演奏になるように,継ぎはぎしていくというアイディアは面白いと思う.ボーカロイドや歌ってみた系のコンテンツが多い,現在のCGMサイトの投稿の特徴を生かしたシステムだと言える.技術的には同期が困難になると思われるが,Fingerprintによる一致とビートの一致の両方から解決している点も評価できる(ただし,査読者は音響信号処理の専門家ではないため,これにどれほど新規性があり,技術的に困難かは把握していない)
論文にあるように,異なるボーカルで同一の曲を聴けば,新しく好きになるボーカルを発見できる可能性はあるが,これを積極的に支援する仕組みは備わっていないように思える.例えば,好みのボーカルが得られたら,それに近い声質のボーカルを検索してきて,自動で新しいRelay Playを構築してくれるような仕組みである.
査読者の評価は,2つの演奏の時間的同期に,技術的な新規性があるという仮定のもとでつけた.