Contents
- 第19回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ
- 19th Workshop on Interactive Systems and Software (WISS 2011)
- WISS 2011での三大改革
- 過去にWISSに参加・投稿したことのない方々へ
- 産業界の方々へ
- WISS 2010に参加・投稿された方々へ (WISS 2010の改革の継続状況)
- 応募種別
- 表彰
- 注意
- スケジュール
- 問い合わせ
WISS2011
第19回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ
19th Workshop on Interactive Systems and Software (WISS 2011)
- 主催
- 日本ソフトウェア科学会 インタラクティブシステムとソフトウェア研究会
- 協賛学会(五十音順)
- 画像電子学会ビジュアルコンピューティング研究会
計測自動制御学会システムインテグレーション部門
情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会
情報処理学会音楽情報科学研究会
情報処理学会音声言語情報処理研究会
情報処理学会グラフィクスとCAD研究会
情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会
情報処理学会プログラミング研究会
情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会
電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ
日本バーチャルリアリティ学会
ヒューマンインタフェース学会 - 協賛企業(五十音順,11月2日現在) 企業スポンサー募集
- NECビッグローブ株式会社
ソネットエンタテインメント株式会社
株式会社電通
株式会社電通国際情報サービス
ネクスト
株式会社ミクシィ
- 日時
- 2011年12月1日(木)〜3日(土)
- 場所
- 京都府宮津市字田井小字岩本 宮津ロイヤルホテル
WISSは、2泊3日の泊り込み形式で、インタラクティブシステムにおける未来を切り拓くような新しいアイディア・技術を議論するワークショップです。この分野において国内でもっともアクティブな学術会議のひとつであり、例年170名以上の参加者が朝から深夜まで活発で意義深い情報交換をおこなっています。
第19回となるWISS 2011は天橋立で開催します。昨年のWISS 2010では、WISSが単なるカンファレンスではなく議論が盛んな「ワークショップ」であるという原点に立ち戻り、様々な改革をしましたが、今年もその改革路線を継続・発展させていきます。WISS 2010のテーマは 「未来」 でしたが、WISS 2011では 「多様な価値観」 をテーマに掲げます。 そして、WISS 2010で議論した「どういう未来を切り拓くのか」を今年も重視しつつも、 技術、コンセプト、実用性、完成度等の、様々な方向で突出してすごい研究を、 それぞれの価値を尊重して議論できる場を目指します。 そのために、新たに
- [改革1] 多様な価値観を反映した「アピールチャート」を導入します。
- [改革2] 「議論希望ポイント」を発表者に表明してもらいます。
- [改革3] 全員参加型の議論結果を「対外的な提言」としてまとめます。
の三つの改革をします。 また、
- [昨年の改革] 「未来ビジョン」を書くことを必須とします。
も継続します。 これにより、発表者にとっては、「発表して良かった」、「有意義な議論ができた」、「また次もWISSで発表したい」と思ってもらえる会議を、 参加者にとっては、「参加して良かった」、「様々な観点からの議論で視野が広がった」、「未来が見えてきた」と思ってもらえる会議を、 また運営する委員にとっても「学術会議の未来の姿を模索して運営する喜びを味わえた」、「他の活動に活かせる経験ができた」と思える会議を、目指します。
WISSはこれまでも伝統的に先進的であり、学術会議でいち早くチャットを取り入れ、 WISS Challengeや、斬新なプレゼンスタイルによって、議論を活発化してきました。 WISS 2010では、これまで手つかずだった「論文」も改革し、参加者がより一層議論できる場面を増やすことで、 発表者と参加者の双方にとって、より一層有意義な場を生み出すことに成功しました。 今年もさらなる改革で未来の学術会議の姿を模索していきます。
是非、インタラクティブシステムとソフトウェアの現在と未来に関心のある方々の論文投稿及び会議参加をお待ちしています。例年通り、論文の口頭発表に加え、ポスター・デモセッションなどを予定していますが、論文テンプレートが若干変更(アピールチャートが追加)されていますのでご注意下さい。
WISS 2011での三大改革
WISSが目指す
- 1. インタラクティブシステムの未来の姿を明らかにしていくことで世の中に貢献
- 2. 「未来の学術会議の姿」を時代に先駆けて示すことで世の中に貢献
の実現へ向けて、WISS 2011では新たに以下の三つの改革をおこないます。
- [改革1] 多様な価値観を反映した「アピールチャート」を導入します。
- 投稿時に、「1. 技術がすごい」、「2. コンセプトがすごい」、「3. 実用性がすごい」、「4. 完成度がすごい」、「5. 未来性がすごい」、「6. ( 自由記述 ) がすごい 」の6つの軸の、どの価値が高い論文かを、著者が自己アピールできるようにします。各軸は1〜5点の範囲で評点し、上限20点を6つの軸に割り振ります。これを6角形の「アピールチャート」として画像化し(WISSが提供する画像作成用Webサービスを利用)、論文末尾の「未来ビジョン」の横に貼り込むことを全投稿に義務付けます。さらに、登壇発表中でもその内容をアピールすることを必須とします。一方、プログラム委員会は、査読時に研究の良い部分を積極的に評価する目的で使用した上で、各論文の「アピールチャート」を別途作成し、会議プログラムに掲載します。これにより、ある方向で突出して優れている論文も採択し、多様な価値観を参加者の間で共有することを目指します。
- [改革2] 「議論希望ポイント」を発表者に表明してもらいます。
- 「WISSはワークショップであり議論の場である」ことを最大限に活かすべく、著者には「WISSの場で発表することで、聴衆と何を議論したいのか」を表明してもらいます。この「議論希望ポイント」は、論文とは別に投稿時に提出することを必須とします。会議プログラムに掲載することで、参加者も「議論希望ポイント」を意識して発表を聴き、議論をすることが可能になります。もちろん、「議論希望ポイント」以外についても、参加者は自由に議論できます。例えば、「真剣にこういう未来が来ると思って研究しているが、ウケ狙いと勘違いされる。本当にみんなそういう未来を信じていないのか、意見を交換したい。」、「5年前から一貫したポリシーで研究しているので、コンセプトの新しさは薄れているかも知れないが、学術的に優れたこういう点はなかなか議論が深まらないのでWISSで相談したい。」等のWISS発表の動機を語れます。
- [改革3] 全員参加型の議論結果を「対外的な提言」としてまとめます。
- 全参加者が、積極的に議論に加われる機会を生み出すために、宿泊型の学術会議であるメリットを最大限に生かし、各宿泊部屋ごとに、「今年の会議内容を踏まえて、社会や他のコミュニティにどのようなメッセージを提言したいか」を議論する時間を設けます(2日目の晩の1時間を予定)。そこでは、「誰に対するメッセージなのか」と「提言するメッセージの内容」を、各部屋ごとに対外的な提言として考えてスライド化します。最終日の議論セッションで、各部屋の提言内容を1分ずつ登壇発表ができ、参加者全員と、世界と、共有できます。我々のコミュニティでどのような学術的な成果が生まれつつあるのか、インタラクション研究はどういう方向へ向かうべきなのか、これから何が重要な世の中になるのか等が、深く議論されることを期待しています。
今年まとめられた「対外的な提言」はこちらから閲覧できます.
以上、三つの新たな改革に加え、「未来ビジョン」欄も継続します。
- [昨年の改革] 「未来ビジョン」を書くことを必須とします。
- 論文末尾に「未来ビジョン」という固定サイズの記入欄をもうけ、そこで「この研究はどういう未来を切り拓くのか」を議論することを全投稿に義務付けます。さらに、登壇発表中のどこか適切なタイミングで、それを議論することを必須とします。未来ビジョンに何を書くかは自由で、例えば、「こういう未来社会が到来して欲しいから、我々の研究でこう貢献していきたい!」、「主張が大きすぎて本文中では書きにくかったが、この研究は、実はこういう気持ちで研究している」、「こういう未来を目指して、過去からこういう一連の研究をしたり、他にこういう研究展開をしたりしている」等の思いをアピールできます。
他にも、より実りある会議となるよう、様々な工夫を計画しています。 楽しみにしていて下さい。
過去にWISSに参加・投稿したことのない方々へ
WISSでは、「インタラクティブシステムとソフトウェア」分野の発展に多様な価値観から取り組み、 議論の幅を広げていきたいと考えています。 そのためには、皆様から投稿頂くことがとても大切だと考えています。 上記の改革等、他の学術会議とは異なる点があって躊躇されるかも知れませんが、 6ページの投稿論文PDFにおいて、通常の学術論文との違いは、 アピールチャートと未来ビジョンを、論文の最後1/2ページに記載頂くだけです。 普段、発表後の議論が不充分で物足りなく感じていらっしゃる方に、 是非ご参加頂ければと思います。
参考までに、WISS 2010の登壇発表には50件の投稿があり、20件が採択されました(採択率40%)。ただし、投稿件数により採択率は変動します。昨年の論文PDFはWISS2010 予稿集で無料閲覧可能です。 登壇発表の様子も、USTREAMでの動画生中継の録画から閲覧可能です。 参加者に関しては、175名中、82名(45%)が初参加でした。
産業界の方々へ
多様な価値観の一つとして「実用性」も高く評価しており、 産業界からの投稿や参加も積極的に受け付けています。 是非、産業界ならではの研究開発や、 貴重なご経験を議論頂けると嬉しいです。 スポンサーも募集しております。 もしご不明な点等あれば、 WISS2011プログラム委員長の後藤真孝( 2011 (at) wiss.org )まで、 遠慮なくご相談下さい。
WISS 2010に参加・投稿された方々へ (WISS 2010の改革の継続状況)
WISS 2010の三大改革 については、改革2以外は継続します。
- [昨年の改革1] 未来ビジョン(継続)
- 上記の通り継続します。ただし、「アピールチャート」導入のため、「未来ビジョン」欄に書ける分量はやや少なくなります。
- [昨年の改革2] 評価実験は査読の対象外(目的達成につき終了)
- 既に充分に意識改革が図れたと考え、今年は継続しません。評価実験について記載があれば査読で考慮しますし、実験結果の知見が面白い論文も歓迎です。一方、昨年同様、評価実験について記載がなく荒削りであっても、新たな未来を切り拓く論文、ある方向で突出して優れている論文は採択します。ただし、実装は義務づけますので、実装済みであることが判断できる説明を論文中に記して下さい。
- [昨年の改革3]全員参加型の議論の場(継続)
- WISS 2011の上記[改革3]のように、議論の内容を変更して継続します。WISS 2010では宿泊部屋によっては所属が偏ってしまいましたが、WISS 2011では議論のときだけ部屋を移動してもらうことを検討中です。
その他のWISS 2010の改革の「ポジションペーパー名札」、「動画生中継」、「WISSチャットのインフラ化と活性化」、「国際会議で既発表あるいは発表予定の論文も可」も継続します。
応募種別
- 登壇発表(査読あり)と、デモ・ポスター発表(査読無し)の二つのカテゴリで募集いたします。
論文募集から投稿をお願いします。ちなみに、投稿サイトはこちらです。 終了しました.
- 会議をサポートするシステムの提案(WISS Challenge)も募集しています。
WISS Challenge 2011 をご覧下さい。 終了しました.
- 表紙デザインの公募も行います。
表紙デザイン をご覧下さい。 終了しました.
表彰
例年どおり最優秀論文賞、対話賞、発表賞の表彰を行います。
注意
- 採択された論文は論文集に掲載されます。また、会場内LANで配布される他、ワークショップ開始時にはインターネット上で一般公開されます。
- 原則として、すべての登壇発表の外部への動画中継を予定しています。ただし、部分的な中継禁止は可能です。
- 論文の著作権は著者に帰属します。
- WISSは合宿形式のワークショップで、2泊3日の宿泊参加をして頂くことが前提となります。昼間のセッションに加え、ナイトセッションでのディスカッションを行うほか、改革の3点目に掲げている通り今年も3日目に全員参加型の議論の場を予定しています。過去のWISSでは部分参加でも宿泊費等の減額はできないことがありましたのでご注意下さい。
スケジュール
- 2011年 8月31日(水)必着 登壇発表論文投稿〆切
- 2011年 9月23日(金)必着 予稿集に掲載するデモ・ポスター発表応募〆切
- 予稿集掲載無しのデモ・ポスター発表は、締め切り後も随時受け付けます。
- 2011年10月7日 登壇発表採択結果通知
- 2011年10月21日 印刷原稿〆切
- 2011年11月4日 事前参加申し込み開始
- 2011年11月14日 参加登録(early registration)締切
- 2011年11月25日 参加登録締切
- 2011年11月25日 参加費振込締切
参加申し込みはこちらから: 参加募集定員に達しましたので、参加申し込みは終了しました。
問い合わせ
- Email: 2011 (at) wiss.org