大規模2部グラフの可読性向上のためのクラスタ構造の動的描画
Interactive Drawing Techniques for Clustered Structures in Bipartite Graphs
著者/Authors
佐藤修治 | Shuji SATO | 筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 |
三末和男 | Kazuo MISUE | 筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 |
田中二郎 | Jiro TANAKA | 筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 |
概要/Abstract
ネットワークの構造を理解するためには,可視化を行うことが有効である.近年の情報量の 増大に伴い,大規模なグラフに対応した描画手法の開発が必要である.本論文ではまず,対象とするグラフ のノードをクラスタリング手法を利用して分類する手法を提案する.そして,クラスタの生成を動的に表 示する「クラスタリングスライダ」と,クラスタを等高線のように表示する「等類似度線描画」という2つ のインタラクティブな可視化手法を用いて,クラスタリングの結果を効果的に表示することで可読性の向 上を狙う.最後に描画結果から新たな知見を述べ,提案手法の有効性を示す.
キーワード/Keywords
可視化,2部グラフ,クラスタリング