Fractal Codes: 自己相似的に配置される二次元コード
Fractal Codes: a Self-Similar Layout for 2D Code Complex
著者/Authors
綾塚 祐二 | Yuji AYATSUKA | 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 インタラクションラボラトリー | Interaction Laboratory, Sony Computer Science Laboratories, Inc. |
概要/Abstract
カメラを備えたモバイルデバイスが広く使われるようになり,印刷された二次元コードを読み取らせるようなアプリケーションも普及している.既存の二次元コードの制約の一つは,カメラの画角や解像度,画質などで決まる,読み取り可能な距離の範囲の狭さである.この制約を軽減するために,系統立てられた ID を割り振られた複数のコードが,自己相似性を持つレイアウトで配置される複合コード,フラクタルコードを提案する.大きなコードの内側に小さなコードが再帰的に敷き詰められ,カメラをコードに近づけても,どれかのコードが認識できる.複合コード内での各コードの相対的な位置は,各コードの ID から引き出せるようになっており,どのコードからでも同じ座標系を取得することができる.
キーワード/Keywords
二次元コード, 拡張現実感, フラクタル
関連URL