WISS Augmented-Conference System Challenge (WISS Challenge)
〜今年もWISSの発表・聴講をサポートし盛り上げる新たなシステムを募集します〜
インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS)
では、論文発表の場自体もインタラクティブであることが伝統となっています。
1997年に導入されたチャットシステムやサブ会場へのリモコンカメラでの中
継をはじめとして、hiki や電子投票、「へぇボタン」などネットワークを
利用したさまざまな試みが行われ、会場の雰囲気は他に類を見ないものとし
て知られています。しかし、WISSをより活発で有意義なワークショップとす
るためには、さらにいろいろなアイデアを採り入れ、もっとさまざまな試み
を続けていかなければなりません。
昨年のWISS2004では「WISS Challenge」として「新たな試み」を公募し、
「Lock-on-Chat」などが好評を博しました。
WISS2005 でもまた「WISS Challenge」を行います。
これまでのWISSに参加し、もしくは話を聞いて、何か新しいアイデアが
沸いていませんでしょうか? WISSは、論文発表やデモを行うだけでなく、
作ったシステムを
100人規模のユーザで実際に運用してみることができる場でもあります。是
非とも、学会の発表や聴講をサポートし盛り上げる新たなシステムを提案・
開発・運用して、WISSの歴史に名を刻んでください。
システム要件
- 募集するシステムは、
- ネットワークを利用し、学会参加者が発表を行いまた聴く際に活用できるシステム
- 特に、発表者と聴衆、聴衆どうしのコミュニケーションを活発化するようなシステム
で、
- 多数の参加者 (数十人〜100人程度) が同時に利用できる
ものとします。
[例]
- 投票システム
- 参考資料自動収集システム
- プレゼンテーションや質疑応答、会場の雰囲気をストリーミングするシステム
- ユーザは各自のノートPCを持ち、会場のネットワークに接続できることを前提にして構いません。ユーザのPCにソフトウェアをインストールする必要がある場合は、マルチプラットフォーム対応であることが望まれます。
- 外部のネットワークへの接続も利用できますが、あまり広い帯域は保証できません。
- 基本的に、WISSの開会から閉会まで、通常セッション中は運用し続けられるようにしてください。
- 上記以外でも学会の発表・聴講に際して活用できるシステムの提案であれば受け付けます。
応募方法とその後の流れ
- A4一枚の提案書 (目的、使用方法、具体的な構成がある程度は解るもの)
と必要と思われる機材のリストのファイルを 2005年9月16日(金) までに
後述のアドレスまで、電子メールにて提出してください。
- 審査は提案の内容に加え、実際に会場で利用できるリソース等を考慮して行い、
採否を決定します。
可能であれば、提案どうしの連携なども挑戦するかもしれません。
- 全体の運用方法は提案の状況などに応じて最終的に決定する予定です。
- 審査の上、採用された提案 (通知は9月下旬の予定)は WISS2005
で実際に設置し運用して頂きます。運用期間は開会から閉会まで、
基本的に通常セッション中は稼動しているものとします。設置は、
初日の午前中もしくは前日から開会までの間に行います。
- 開会時に使用方法などの説明のために10分程度のプレゼンテーションを行えるようにする予定です。
- 実際の運用の後、WISS参加者の意見も採り入れて審査し最優秀賞などを選定・表彰する予定です。
問い合わせ
WISS2005 プログラム委員会
WISS Challenge 担当: 綾塚 祐二 (ソニーコンピュータサイエンス研究所)
E-Mail: wiss-challenge2005@il.csl.sony.co.jp
WISS2005 に関しては こちら
をご覧下さい。
参考URL
参考データ
WISS'97: IRC, ComicChat、サブ会場へのリモコンカメラでの中継
WISS'99: ChatScape
WISS2000: チャットコンペ
WISS2002: Alice
WISS2003: Hiki, 電子投票, へぇボタン
WISS2004: Lock-on-Chat, firefly, 非接触ICカードを用いたポスターセッション向け投票システム, XCASTを用いたストリーミング配信システム
WISS2005: ?
WISS2005